日常

 21日午前10時頃。

 

 本屋(ツタヤ)からの帰り道。

デコボコ道に気をつけながら車を軽快に走らせていた。

揺すられる道路に気をつけながら、ガラス越しに見える景色に視線を移した。

 

 遠くに蓼科山が見える。

それに連なる山々の山頂付近を雲が、まるで登るかのようにかかっていた。

その少し上を、昇ったばかりの太陽が出ていた。

 

暦の上では秋らしいのだが、全然その気配がなく、蒸し暑い気温の中セミの鳴き声が聞こえてきている。

 

「夏もまだまだ続くかな」と思っていたのだか、それを吹き飛ばすがごとく、三つの台風が現在日本列島に接近しているという。

 

「台風が過ぎ去ればあっという間に、夏から秋になってしまうのかな?」と惜しむように、景色を見て楽しんでいた。