台風一家

今日は台風だったからだろうか。

会社へ出社すると、スズメより一回り大きな鳥が、会社の玄関に入り込んでいた。

窓越しにバタバタと音をたてながら、外へでたがりそうだった。

「外へ出してやろう」という考えよりも、鳥が入り込んできた驚きと、珍しさから観察するのに夢中になっていた。

 

昼休憩で駐車場へ向かい車内で昼食をとるときも朝と変わらず雨は降っていた。

しかし朝よりも勢いが弱わく、「台風が過ぎ去っているのかな?」と推測した。

早くやんでほしい。

 

仕事が終わり窓越しに外をみると、綺麗な夕日が射していた。

「ようやく雨があがったか」と喜び、帰宅する準備をして会社をでた。

「台風が夕方頃過ぎさると夕日が綺麗な空になるな」と左から夕日に照らされながら、駐車場へと向かう坂を登った。

 

 

 

自分の部屋を決心して片付けるとき

 自分の部屋の掃除をおこなった。

自分の部屋が綺麗になると作業がはかどる気がする。気になるところが無くなるからだろうか。すがすがしい気分だ。

 そもそも部屋掃除などめんどくさかったので今まで年に何回かしかやらなかった。

なのに掃除をしたのは、ホコリがたまっているのもあるのだが、八月頭に部屋に15cmくらいの巨大ムカデが現われ、恐怖に苛まれたのが一番の理由である。

 

 本当にデカイムカデだった。ムカデなど普段見るのは小さいやつしか見なかったから気にしてなかったが、調べると毒をもっていることがわかった。しかも肉食。

ゴキブリよりもやつらの方が嫌いになりそうだ。(ゴキブリはただ気持ち悪いだけだ)

 

 そんなことがあり掃除をしようと決心したのだ。

今後は定期的に行っていこう。

 

 部屋に掃除機をかける。

問題になったのが床に置いてある本だ。

棚に入りきらず大量に置いてあるのだが、そろそろ置ける場所も無くなってきたので考える必要があった。

収納するために、一度買って読んだきり読んでいない本は全て売ってしまえと考えた。

今まで読んでいなかったのだから、今後読むことも無いだろうしと考えた結果である。

 売る本はほとんどがマンガとなり、全部で200冊あまりにもなった。売却価格は7000円である。

 予想よりも結構いい値段までいったので、ついでに壊れている部屋のベットも買い換えることにした。

 

 今使っているのが木製ベットなのだが、これが真ん中辺りで軋んでおり以前から機会があれば買い換えようとしていたのだ。

本を売った後、一度自宅に戻りベットのサイズを測る。

即座に測った後カインズホームへと直行。パイプ製の組み立て式ベットがあったのでこれを購入。

 しかし車に入るかどうか一切考えておらず、駐車場についてから悪戦苦闘しながら車に乗せて帰路に着いた。

 

日常

 21日午前10時頃。

 

 本屋(ツタヤ)からの帰り道。

デコボコ道に気をつけながら車を軽快に走らせていた。

揺すられる道路に気をつけながら、ガラス越しに見える景色に視線を移した。

 

 遠くに蓼科山が見える。

それに連なる山々の山頂付近を雲が、まるで登るかのようにかかっていた。

その少し上を、昇ったばかりの太陽が出ていた。

 

暦の上では秋らしいのだが、全然その気配がなく、蒸し暑い気温の中セミの鳴き声が聞こえてきている。

 

「夏もまだまだ続くかな」と思っていたのだか、それを吹き飛ばすがごとく、三つの台風が現在日本列島に接近しているという。

 

「台風が過ぎ去ればあっという間に、夏から秋になってしまうのかな?」と惜しむように、景色を見て楽しんでいた。

 

 

 

 

自分好みのライトノベル

 突然友人から「遊ばないか?」と誘われ、本屋に行くことに。

 外に出ると、蒸し暑い空気が体を覆い、太陽が「これでも喰らえ! 」と光線を浴びせてくる。車内の空気が気持ち悪い位暖かくなっている中、友人宅へ車を走らせる。

 車を走らせ5分もしないうちに友人宅へ到着。友人をさっさと乗せて店へ向かう。

 

 お盆初日だったので道路の渋滞を危惧していたのだが、予想よりも車がなく「皆何処へ行ったのだろうか」と思ったほど。祭りとかあるのかな? と考えつつ、地元の書店巡りへ。

 車を飛ばすこと20分。ツタヤに到着し、早速店内へ。新刊コーナーを通りすぎ、ライトノベルの新刊があるコーナーへ。

 新刊の棚を見回していると「伊達エルフ政宗」というライトノベルに目が止まった。

最近の長いタイトルのラノベに比べると、短くシンプルなタイトル。だがタイトルよりも、その時見た2巻の表紙の娘に惹かれ、手に取ってみる。

 

「上杉(マンティコア)が『越山』するので、北条(サキュバス)から援軍の要請が来ている」

 

と裏のあらすじを読むと書いてあったのだが、上杉(マンティコア)ってなんぞ!? と衝撃を受け、さらに「異世界転生×戦国ファンタジー」モノなのだが、自分が好きな歴史モノとファンタジー要素が含まれているので、即購入を決意。

 

 自分好みのの本を見つけた時というのは、体に電撃が走るみたいな感覚が走るものなんだな、と今にして思う。

「面白そうな本に巡り会えた」と顔に思わず笑みがこぼれた。だが、二巻を取るが肝心の一巻が無い。

 暑い中一巻を探し周る事にこの後なる。ということを考えると笑みが消し去ってしまったが、幸いにも、今日は友人と一緒だったので、道連れ・・・・・・ではなく快く協力してもらい探しに出掛けに行きました(笑)